万が一の引越しトラブルに備えて
これから、引っ越しを行うという方もいるのではないでしょうか。
今から、引越し業者の手配をしたり、荷造りをしたりと大変ですよね。
既に、「憂鬱…」なんて思っている方もいるのではないでしょうか。
更に、引越しを行う場合には、トラブルが起きてしまう可能性もあります。
そのため、トラブルに対して対策を立てておくことも大切となります。
引越しの際には、運んでいた荷物を破損してしまう可能性もあれば、事故を起こしてしまい荷物が破損してしまうという可能性もあります。
そういった場合に備えておくことも大切となります。
こういったトラブルに対応してくれるのは、損害保険です。
引越し業者によって、自社保険を採用しているところもあります。
引っ越しの見積りを行う際には、見積りの費用の中に、こういった損害保険の費用が含まれているのか確認しましょう。
また、見積書にこの損害保険についての内容が記載されているかも確認が必要です。
どんなに見積書の費用に含まれていると言われても、見積書に記載されていなければ意味がありません。
そして、どのくらいの掛け金となっていて、どのような内容の補償となっているのかも確認するようにしましょう。
これらの損害保険についての内容は、引っ越し業者によっても異なってきますので、見積りの際に確認する必要があります。
万が一に備えて、損害保険についてはしっかりと確認しておきましょう。
これも、自分でトラブルを防ぐためのひとつの方法となります。
2種類の損害保険
新居への荷物の運搬中に、荷物が破損したり紛失したりといったケースがときにあります。
万が一とはいっても、自分が被害に遭わないとも限らないため、トラブルに備えておくほうが安心です。
引っ越し業者では、破損や紛失などの事故を想定して、損害保険会社と提携していることが多いものです。
わざわざ保険会社に依頼しなくても、作業を依頼する契約の際に保険に加入するか否かを決めることができます。
引っ越しにまつわる損害保険には2種類があり、1つは業者が荷物にかけるもので、もう1つは所有者が荷物にかけるものです。
前者は運送業者貨物賠償責任保険といい、平均的な荷物の運搬ならこの保険だけでトラブルに対応してもらうことができます。
ただし補償の範囲は限定されているため、貴重品や特別な荷物などがあるときには別に自分で保険をかけておいたほうがよいでしょう。
例えば、保険の適用外となるのは現金や金券、株券など、賠償金に限りがあるのは宝飾品や美術品、動物や植物、自転車などが挙げられます。
後者の所有者が荷物にかける保険は、引越荷物運送保険といいます。
引っ越し業者がかける保険の賠償額は一千万円程ですから、不足の場合は自分で保険に加入するのが安全です。
業者が梱包をしていない荷物が破損したり、業者の過失ではない事故によって破損した荷物に対しても、運送業者貨物賠償責任保険では賠償金が支払われません。
どんな荷物も所有者にとっては大切なはずですが、特に高額な荷物を運んでもらうような場合には損害保険加入を検討したほうがよさそうです。